
「アムウェイの会員数って、実際どのくらいいるんだろう」と気になっている方は多いのではないでしょうか。
友人や知人から勧誘を受けたり、ネット上で様々な情報を目にしたりすると、会社の規模感や現在の状況を正確に把握したくなるものです。
この記事では、アムウェイの会員数について、公式データや業界情報をもとに整理しました。
会員数の種類や数字の意味、最新の推移を理解することで、冷静に情報を判断できるようになります。
アムウェイ会員数の結論:2024年度は約40万組に減少
結論から申し上げます。
日本アムウェイのABO(ビジネス会員)の組数は、2024会計年度末(2024年8月末)時点で約404,563組とされています。
この数字は、2015年ごろのピーク時である約70万組と比較すると、約40%以上減少している計算になります。
減少傾向は9期連続で続いており、2023会計年度には20年ぶりに50万組を下回ったとも報告されています。
ただし、この数字を見る際にはいくつかの注意点があります。
公表されているのは「ABO(ビジネス会員)」の組数であり、「プライムカスタマー(愛用会員)」の人数は原則として公表されていません。
なぜアムウェイ会員数を正しく理解する必要があるのか
会員数には2種類ある
アムウェイの会員数を語る際、まず理解しておきたいのは会員の種類です。
- ABO(Amway Business Owner)/ディストリビューター:ビジネス会員として勧誘や販売活動を行い、報酬を受け取る立場の人
- プライムカスタマー/ショッピングメンバー:製品を自家消費目的で購入する愛用会員。ビジネスはせず、割引購入などを目的とした層
公式や業界メディアが公表しているのは主に「ABOの組数」であり、愛用会員の人数は含まれていないことがほとんどです。
そのため、「会員数」という言葉だけでは、どの数字を指しているのか不明確になりやすい点に注意が必要です。
数字の定義を確認しないと誤解が生まれる
ネット上では「アムウェイの会員数は○○万人」といった情報が飛び交っていますが、その情報源や定義を確認しないまま受け取ると、実態と異なる認識を持ってしまう可能性があります。
例えば、「ABO組数」と「総会員数」は異なります。
ある分析によると、2005年度の総会員数は約100万人で、そのうちディストリビューターは69万人だったとされています。
一方、2015年度には総会員数が約80万人に減少した一方で、ディストリビューターは約70万人と微増していたという見方もあります。
つまり、減少したのは主に「買うだけ会員」であり、ビジネス会員のコア層は一定数維持されていた時期もあったということです。
このように、数字だけを見て「人気が下がった」と単純に判断するのは早計と言えます。
会員数と売上の関係
会員数の推移は、売上高の変化とも連動しています。
日本アムウェイの売上高は、1990年代のピーク時には約2480億円とされていましたが、その後の社会問題化や行政処分などを経て、2000年には約1197億円まで落ち込みました。
2010年代以降は約1000億円前後で推移していましたが、2024年12月期の売上高は約746.8億円と公表されており、売上も縮小傾向が続いていることが分かります。
アムウェイ会員数の推移を具体的に見る
具体例1:2015年のピーク時は約70万組
日本アムウェイのABO組数がピークを迎えたのは、2015年12月末ごろとされています。
この時期、ディストリビューター(現在のABOに相当)は約70万組と報告されていました。
同時期の分析では、この70万組の中で上位ランクに位置する人数は以下のようになっていたとされています。
- DD(ダイレクトディストリビューター):3,646組
- エメラルドDD:314組
- ダイヤモンドDD以上:164組
つまり、全体70万組に対して、上位ランクはごく一部という構造であったことが分かります。
「会員数が多い=稼げる人も多い」とは限らないという点は、ビジネス参加を検討する際に重要な視点です。
具体例2:2023年に20年ぶりの50万組割れ
2015年のピーク以降、日本アムウェイのABO組数は毎年減少を続けてきました。
2023会計年度(2022年9月~2023年8月)には、20年ぶりに50万組を下回ったと報告されています。
減少率を見ると、2023会計年度は前年比で約15.8%減、2024会計年度は前年比で約13.7%減となっており、減少幅はやや縮小傾向にあるものの、依然として減少が続いています。
具体例3:2024年度末は約40万組
最新の公式データによると、2024会計年度末(2024年8月末)時点でのABO組数は約404,563組とされています。
一部の分析では、この減少ペースが続いた場合、2025年8月末には約34~35万組まで減少する可能性があるという試算も出ています。
ただし、これは個人による推計であり、公式発表ではない点に注意が必要です。
会員数減少の背景にあるもの
コンプライアンス強化と環境変化
2020年代に入ってから、アムウェイを取り巻く環境は大きく変化しています。
2023年4月14日からは、日本アムウェイが連鎖販売取引における法令遵守を強化するために業務改善を実施したと公表されています。
勧誘方法への規制強化や、世間のMLM(マルチ商法)に対する厳しい目もあり、新規ABOの獲得が以前より難しくなっていると考えられます。
SNSや情報環境の変化
インターネットやSNSの普及により、消費者が情報を得る手段は格段に増えました。
勧誘を受けた際に、その場で検索して評判を確認できるようになったことで、参加前に慎重になる人が増えたことも、会員数減少の一因として指摘されています。
アムウェイ会員数を見るときのまとめ
ここまでの内容を整理します。
- 2024年度末のABO組数は約40万組と公表されている
- 2015年のピーク時(約70万組)から9期連続で減少が続いている
- 公表されているのは「ビジネス会員(ABO)」の組数であり、「愛用会員」の人数は非公表
- 売上高も2010年代のピークから縮小傾向にある
- 会員数の減少には、コンプライアンス強化や社会環境の変化が影響していると考えられる
会員数という数字だけを見て、「危険だ」「衰退している」と判断するのは早計です。
一方で、「まだ多くの人が参加している」という情報だけで安心するのも同様に注意が必要です。
数字の定義や背景を理解した上で、自分にとって必要な情報かどうかを冷静に判断することが大切です。
情報を正しく見極めて、自分の判断に活かす
アムウェイに関する情報は、賛否両方の意見がネット上に溢れています。
その中で、会員数のような客観的なデータは、状況を把握するための一つの材料になります。
もし今、勧誘を受けて迷っている方や、すでに参加していて今後を考えている方がいれば、まずは公式情報や信頼できるデータを確認してみてください。
感情的な口コミだけでなく、事実に基づいた情報を自分で集める姿勢が、後悔しない判断につながります。
何かを始めるにしても、やめるにしても、焦らず自分のペースで考えることが一番です。
この記事が、あなたの判断材料の一つになれば幸いです。